全国各地の医療機関や医療機関を支援する団体から、全24件の応募がありました。医療機関においては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に取り組む事業の応募のほか、地域医療等の安定的提供のための設備拡充に対する応募が多く見られました。また、公募期間前後に新型コロナウイルス感染者数が大幅に増加したことを受けて、改めて、コロナ病棟における設備拡充・整備を目的とする事業の他、各種消耗品の追加購入等をはかるための事業内容での応募が多くみられたほか、オンライン面会システム導入など、ウィズコロナに対応するための事業の応募もありました。
　組織の信頼性、これまでの実績や申請事業の明確さ、緊急性などに鑑み、以下の10件を採択しました。

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国立研究開発法人 国立循環器病研究センター（大阪府吹田市）​　HP

助成金額：¥5,000,000

循環器疾患の高度・専門医療を提供するナショナルセンターとして、受け入れが困難な循環疾患の救急患者も受け入れている。新型コロナウイルス感染症の流行に伴い重症患者への対応も必要となっているため、本事業により、循環器疾患を伴う新型コロナウイルス感染症重症患者への対応の整備・強化を行い、求められる医療を継続して提供する。

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独立行政法人国立病院機構 奈良医療センター（奈良県奈良市）　HP

助成金額：¥5,000,000

南１病棟を新型コロナウイルス感染症専用病棟とし、34床で医療を提供している。しかし、南１病棟は築47年経過しており、老朽化が激しく、医療に支障を来すことがある。特に雨漏りがひどい状況であり、改善するには、南１病棟全体の屋上防水工事を行う必要がある。工事を行うことで、より快適な療養環境を提供することができる。

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学校法人昭和大学 昭和大学病院（東京都品川区）　HP

助成金額：¥5,000,000

コロナ患者の受入れ病院であり、多数のコロナ患者を受け入れているため、コロナへの感染予防措置や標準予防策に装着しているマスクやアイガードの消費量が著しく増加している。また、各種メーカーの各防護具の値上げにより購入経費が嵩んでいる。本事業により、助成金を院内感染拡大防止のために使用する上記防護具（マスク、アイガード、手袋、アイソレーションガウン等）を購入に充当する。

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社会福祉法人恩賜財団済生会支部 香川県済生会病院（香川県高松市）​　HP

助成金額：¥5.000,000

新型コロナウイルス流行に伴い可能な限り新型コロナウイルス感染患者の受入や検査等実施している。このような状況から、当院の職員も新型コロナウイルス感染患者に接する機会が多くなっており、感染対策の強化がより一層求められている。今後どのような状況にも柔軟に対応できるようオンライン診療の導入と感染対策品の充実を図る。

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国立研究開発法人 国立成育医療研究センター（東京都世田谷区）​　HP

助成金額：¥5,000,000

一日平均で約400名が入院し、外来では約1000名の患者が訪れており、感染の疑いがある場合にはこれらの患者や付き添いの保護者にも検査を行う。検査の際に使用する全自動検査システム・装置について、感染拡大による検査件数が増え対応が間に合わず、急ぎ増設が必要になっているため、これらのシステム・装置増設を行う。

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独立行政法人国立病院機構 東近江総合医療センター（滋賀県東近江市）​　HP

助成金額：¥5,000,000

感染拡大に際し、現在の医療器機の整備状況では安全に治療を継続的することが困難となることが想定される。院内では、患者ごとに脈拍・心拍・血圧・血流などを計測するためのモニタを装着しており、今後その必要性および台数が増加してくると考えられる。これらの事情から、重症患者管理のために必須となる高度医療機器および増加する感染患者に対応するために生体情報モニタを追加整備する。

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学校法人 聖路加国際大学聖路加国際病院（東京都中央区）​　HP

助成金額：¥1,320,000

本事業では、ニトリルグローブの購入・適正な仕様により、新型コロナウイルス感染症流行の抑制、医療体制の維持・充実を図る。ニトリルグローブは感染対策に無くてはならない物品であり、患者毎に手袋の交換や二重に装着することでスタッフへの感染予防はもとより、スタッフを介した院内感染の予防効果がある。

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国立大学法人 大阪大学医学部附属病院（大阪府吹田市）​　HP

助成金額：¥5,000,000

災害時や感染症蔓延時のトリアージの際に、トリアージ建物内での有症状患者の隔離や、建物内における1次診療を行う器材を設備することで、効率的なトリアージを行い、2次感染者の発生を抑える。今回本事業で整備を検討している設備については、折り畳み・移動が可能な陰圧装置で、トリアージを行った後の患者診療ベッドにも使用可能かつ汎用性が高い機器であり、陰圧室を保有しない当院の感染症対策に効率的な使用が可能である。

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国立大学法人 滋賀医科大学医学部附属病院（滋賀県大津市）​　HP

助成金額：¥5,000,000

本学のICU（集中治療室）で受け入れているコロナ重症患者については頻繁に肺病変の経過を追う必要があるが、患者の状態や他の患者への感染リスクからCTへの移動が困難なため、代わりに肺の超音波診断を行っている。本事業により、新型コロナ患者対応病床（コロナエリア）用の高機能な超音波診断装置を整備することにより、新型コロナウイルス感染症拡大により、さらに増加する重症患者へより質の高い医療提供が可能となる。

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学校法人昭和大学 昭和大学横浜市北部病院（神奈川県横浜市）​　HP

助成金額：¥4,999,999

中等症・重症患者を多く受け入れている当院においては、除細動器やベッドサイドモニタ、ネーザルハイフロー、パルスオキシメーターの医療機器の購入が必須であり、緊急性の高い新型コロナウイルス感染症患者に対する治療を円滑化させ、より多くの患者を救うことが求められている。本事業では、新型コロナウイルス感染症患者の診療を円滑化し、より多くの新型コロナウイルス感染症患者を受け入れるにあたり必要な医療機器を購入する。新型コロナウイルス感染症診療および通常診療を両立させることで、横浜市中核病院として地域住民の健康を守る。